1789キャスト別感想⑧小桜ほのかソレーヌ

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1789キャスト別感想第8回目の今回は、小桜ほのかソレーヌについてです!

賢く、強い女性

今回の小桜ほのかソレーヌからは、「娼婦に身を落としてしまった」という絶望感よりも、一人で、自分の足で立っていくという誇り、強さが感じられました。革命家たちについて「あいつらの話も間違ってないんじゃないかと思って」と言うところには、ソレーヌの理性的で賢い様子がうかがえました。

詳しくはこちら、ロナンとの対比で語っています↓

どんどん時代も変わってきていますから、それが作品にも反映されているのか、あるいは小桜ほのかちゃんの解釈なのか、あるいは私の妄想なのか。

「Je voux le monde」や、冒頭の「叫ぶ声」がカットされているので、かなりソレーヌの場面が減っている印象でした。それでも、そんな歌唱シーンの少なさを感じさせないくらいの存在感が小桜ほのかソレーヌにはありました。

そして、天華えまダントンとの組み合わせも最高でしたね。このカップルだけなんか雰囲気が違うぞ……って感じでした。ソレーヌ&ダントンカップルからは、酸いも甘いも噛み分けた大人の魅力が漂っていました。

小桜ほのかさんの新たな魅力

小桜ほのかさんといえば、歌が上手なことで知られています。特に私はロックオペラモーツァルトで小桜ほのかさんの圧倒的実力にひれ伏すこととなったのですが、とにかく高音が美しい!芯があるのに、まろやかでどこまでも伸びていきそうな美声です。

ですから、今回も小桜ほのかちゃんはポリニャック夫人で「パレーロワイヤルー!パレー!!」と歌ったらめちゃくちゃ綺麗なのではないかな……と想像していたのですが、なんとソレーヌを演じることに決まりました。

そして今回びっくり。ソレーヌは地声での歌唱でしたが、それがまたとても力強く、魂を揺さぶる声なのです!!

裏声だけでなく、地声もこれほどの迫力があるとはびっくりです。小桜ほのかさんの新たな魅力に触れてしまいました。これまででも十分だったのに、これ以上魅力的になっちゃって、どうしてくれるんですか……!

「兄に捨てられ 故郷を捨てた」という部分なんかは、本当に魂が震えました。見捨てられ、一人で生きるしかなかった女性の悲しみ、怒り、絶望。

この部分を含め、東宝のソニンソレーヌに似ていると思う箇所もあったのですが、小桜ほのかちゃんのオリジナリティも光っていました。

特に「私の王国」と歌う部分、ソニンソレーヌからは、「貧乏で何ももっていないけれど、夜だけはみんなが私のことを見てくれる」という自己顕示欲というか承認欲求のようなものが感じられたのですが(ソニンさんがということではなくて、ソレーヌからですよ)、小桜ほのかソレーヌの場合は、どこか賢さというか、男たちが支配する世界を馬鹿げていると思っていて、そこを賢く生き抜くというしたたかさを感じられました。

そして今回の歌唱を聞いてしまうと、やはり小桜ほのかソレーヌで「Je voux le monde」を聴きたかったなあと思ってしまう。絶対に最高だよ……。

この曲があることによって、フランス革命は男たちだけのものではなく、テロワーニュ・ド・メリクールのような女性革命家もいたということがわかりますよね。

おわりに

とにかく今回は小桜ほのかさんの歌唱に圧倒されました。小桜ほのかさんでレミゼのエポニーヌも見てみたいな〜。

次回以降は、他のキャストの方々についてざっくりまとめます!

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『ひかりふる』路には女性革命家が出てきますが、オランプ(舞咲 りん)、クレール(早花 まこ)、テロワーニュ(沙月 愛奈)、ポーリーヌ(千風 カレン)は実在した女性革命家だったりします。

フランス革命期の女性について知りたい方にはこちらがおすすめです↓

小桜ほのかさんの美声に平伏しました。

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今からでも遅くはない!ananの星組特集です↓

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