ロベスピエールの本棚

人権宣言フランス革命雑記

オタクは推しと同じ本を読みたいと願う生き物です(多分)。私も、ロベスピエールと同じ本を読みたい。そこで今回は、ロベスピエールの愛読書は何だったのかを調べてみました。主に学生時代に読んでいた書物についてまとめます。

ルイ=ル=グラン学院のカリキュラム

マクフィーの著書『ロベスピエール』に、ロベスピエールが学んだルイ=ル=グラン学院のカリキュラムが詳しく書かれていたので抜粋します(主にp.42-43)。それによると、

自然科学、数学、ラテン語、フランス語、ギリシア語、道徳哲学、論理学、キリスト教、古代史

等を学んだようです。使われていたテキストを列挙します。

モンテスキュー『ローマ人盛衰原因論』

岩波文庫の白帯って初めて見たかも……!調べたところ、白帯は法律・政治・経済・社会の古典の本についているようです。

アリストテレス 『倫理学』

何度か手に取ったけど最後まで読み切っていない……。この機に頑張って読むか。

プルタルコス『対比列伝』

ギリシャ人著述家プルタルコスが著した古代ギリシア・ローマの著名な人物の伝記。日本語訳名は『英雄伝』というらしい。中古しかなさそう。

他にもホラティウス、ウェルギリウス、キケロ、タキトゥス、リウィウス、サルスティウスの著書も読んだそうです。

「悪書」も読んだロベスピエール

ルイ=ル=グラン学院で学監と副校長を務めていたプロワイヤールは、ロベスピエールが「悪書」を読んでいたと回想しています(p.54)。彼のいう「悪書」とは以下の通り。現代で読んでいたら「教養があるね!」と言われそうなラインナップです。

ルソー『ヌーヴェル・エロイーズ』

とりあえず一巻のみ……。とんでもなく入手しづらそうだぞ。

大学の図書館に所蔵されていて、何度か借りたことはあるのにあまりの長さに読了しきれなかった記憶(泣)。当時はベルばらにハマっていたので「アンドレもオスカルもジェローデルも読んだあの本を読みたい!」と思って借りたのでした。あの頃頑張って読むべきだった……。

ロベピには関係ないかもしれないけどこの本↓も面白そう。メモ。

ルソー『エーミール』

いわゆる、ルソーの「ぼくのかんがえたさいきょうのいくじ」(失礼)。ルソー自身は我が子を孤児院に預けていたのだけどね……。とはいえ、教育学でも絶対出てくる古典的名著です。

ラブレー『パンダグリュエル』

16世紀にラブレーが著した風刺書。1543年にはパリ大学がこの本を禁書目録に掲載したらしい。

とりあえず1巻のみリンクを貼っておく。電子書籍だとお手軽価格で手に入るのが嬉しい。

おわりに

ロベスピエールが愛読していた本は、現在にも残っている古典的名著が多いですね……!(あるいは古典的名著だからこそロベピの愛読書として未だに知られているのかもしれないが)。

この機会に私も上記の本を読んで、少しでもロベピに近づきたいと思います!

参考文献

ピーター・マクフィー(2017)『ロベスピエール』(高橋暁生訳)東京:白水社.

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