『ライラックの夢路』おすすめ本

宝塚おすすめ本宝塚おすすめ本

現在東京で公演中の雪組『ライラックの夢路』。今回は予習におすすめの本を紹介します。

ドイツの鉄道史

まずはこちら。謝珠栄先生はこの本を読み、『ライラックの夢路』の着想を得られたとか。予習には必須の本ですね。

続いてはナチスと鉄道に関する本。時代は違いますが、かなり刺激的な内容の本です。

同じ著者の方の本ですが、こちらもおすすめ。

宝塚と鉄道

そして、鉄道といえばやはり宝塚!!そもそも宝塚歌劇団は、小林一三翁が阪急電鉄(正確に言うと前身の箕面有馬電気軌道です)の経営を安定させるため、乗客を生み出すために作られたものです(色々と経過を端折りましたが、簡単にいうとこうなる)。小林一三は、「こんなところに鉄道を敷いたって乗客がいない?それなら作れば良いじゃない!」という発想の転換のもと、沿線沿いを開拓して中流階級向けの住宅街、さらには文化を作ったというわけです。

宝塚歌劇団の歴史に関する本は本当にたくさんあるのですが、今回は以下の本をピックアップ。

まずは小林一三の自叙伝です。宝塚を作りあげた一三翁ご本人のことばに触れたい方におすすめ。しかもなんと1,100円。この値段でこの情報量はコスパ良すぎです。

宝塚歌劇団の歴史についてはかなりたくさんの本がありますが、私が一番好きなのはこちらの本。当時の音楽界のなかで、宝塚がどのような立ち位置だったのかもわかる面白い本です。

それからこちらの本は宝塚歌劇団についてはあまり言及がなかったのですが、関西の鉄道文化から日本近代の思想を読み解くという、とっっても魅力的な内容です。解説は鹿島茂さんなのですが、この解説だけでも一読の価値があります。本編の内容は、「確かに梅田駅ってこういう構造だけど、そういう歴史があったのか」という身近な問題意識から、臣民が形成されていく過程といった非常に壮大な問題まで論じられていて、一般読者も専門家も楽しめる本だと思います。そのうえで鹿島茂さんの解説を読むと、資本主義、鉄道、近代化といったさらに大きなテーマに思いを巡らせることもできます。この本は主に関西のことが書かれているのですが、私の場合は、ヨーロッパの鉄道文化にも想いを馳せることになりました。本当におすすめです。特に阪急に乗ってるときに読むのがおすすめ。

おわりに

今回は雪組公演『ライラックの夢路』におすすめの本を紹介しました。関連本を読んで、さらに楽しい観劇ライフを送りましょう!

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