平安時代おすすめ本

読書する若い女性光る君へ

『光る君へ』で平安時代にどっぷりハマってしまい、ひたすら関連本を読みあさっていました。せっかくなので、特に面白かったものをまとめてみます。たまにコメントあり。

どれも面白かったのですが、特におすすめなのは山本淳子さんの本です。

平安時代

平安貴族

↑みんな大好き実資先生!それから道長贔屓の行成くん、もちろん道長もいるよ。

↑頭中将はイケメンって決まってんだわ。なお、実資も頭中将だったもよう。

↑このシリーズ本当に好き。

↑これを読めば、平安時代に転生しても生き抜けるはず!

↑実は優雅じゃなかった平安貴族たち。こわすぎ!

人物

↑良書。道長について知りたいならまずこれを読んでほしい。学術研究の成果が反映されているところが良い。あなたの知らない道長の世界、といった感じ。

↑こちらは小説ですが、とても面白い。紫式部は意外とあまり出てこない。この本を読んでからしばらくの間、「なんたること、なんたること」が口癖になってしまった。

↑『王朝序曲』『この世をば』『望みしは何ぞ』を合わせて「平安朝三部作」というらしい。摂関政治の始まりから最盛期、衰退を学ぶことができる。人物描写は圧巻。

文学/日記

↑初めて読んだときはかなりの衝撃だった。

↑これは本当におすすめ!!こちらも学術研究の成果を反映していてヘビーな内容なのに、とてもわかりやすく解説されていてすらすらと読むことができる。とりあえずこれを読んでおけば間違いない。

↑『源氏物語』の研究書。これまでどんな研究が蓄積されてきたのかがわかる。実は作者は複数人いた?『源氏物語』で描かれているものは何なのか?など。

↑道長とのびっくりエピソード収録。

↑藤原行成も日記書いてたのよ。何人も子どもを亡くして悲しんだり、一条天皇の辞世の歌を「これは彰子様ではなく、定子様に宛てたものだ!」と推理したり。記録を残してくれてありがとう〜!

↑『枕草子』というと、定子と清少納言のリア充キラキラエピソード♡という感じですが、実は定子が没落していった頃に書かれていたらしい。執筆の背景を知るとますますエモい。

↑道綱、道綱、道綱!

↑花山院の出家、一条天皇即位式での生首事件、道長と伊周の弓競べなど、有名エピソードの出典はこの文献。

陰陽師

↑これは本当におすすめ。イラストが豊富、文章もわかりやすくて読みやすい。

陰陽師って何でそんなに重要視されていたの?という疑問が解消される。実は古代中国の思想と結びついていたのです。それから七夕、節分などの行事も陰陽道由来というのが面白い。陰陽道は明治になって廃れていってしまったけど、いまだに神道や季節の行事に受け継がれているなんて感慨深い。

↑陰陽師って2種類あんねん。呪いを仕掛ける法師陰陽師と、呪いを防ぐ官人陰陽師。陰陽師バトル、かっこいい〜!

おまけ:今後読みたいもの

↑「力と血統でつかみ取る適者生存」ってパワーワードすぎて好き。

↑鹿島茂の『馬車が買いたい!』っぽさを感じる秀逸なタイトル。

以上です!学校の勉強、大河ドラマの予習などに役立つ本ばかりなのでぜひ読んでみてください!

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