帰国から1ヶ月

パリ旅行2026夏

ちょうどフランスから帰国して1ヶ月がたった。1ヶ月、語学留学でも正規留学でもなく、期間も(人によっては)それほど長くはないけれど私にとっては大冒険だった。正直パリにいた頃は日本に帰りたい😭と思うことが多すぎて疲れきっていたのだが、今振り返るとキラキラした日々に思えてくるから不思議だ。朝寮を出て、電車に乗って大学へ行き、集中して3時間の授業を受け、へとへとになって近所のパン屋さんでいくつかパンをテイクアウトしてリュクサンブール公園で食べる…。もう一度やってみたい気がしなくもない。しばらくヨーロッパは良いかなと思っていたけれど、今回できなかったお城巡り(フォンテーヌブローやマルメゾン)をしにまたフランスへ行きたいし、今度は南仏イタリアコルシカあたりも巡りたい。仏革全然関係ないけどポルトガルも行ってみたいし、見たことのないものをたくさんみたい。

この1ヶ月の振り返り。

・帰国間際にまた風邪をひき、なかなか咳がおさまらなかったのだがようやく出なくなってきた。長かった。

・スーツケースの中身を全て整理した!美術館のパンフレットがたくさん出てきてしばし思い出に浸った。

・家にあるフランス革命関連本を読み漁った。前より吸収度が高くなった気がする。地名を見ればあ〜あそこね、と道筋や景色がわかるし(当時とだいぶ変わっているだろうけど)、博物館めぐり&授業のおかげで知識が整理されたので学術本もかなりすらすら読めるようになった。今まで読み飛ばしていたけどここは重要な指摘だなとか、これはあれを踏まえているんだろうなとか、見えなかった景色が立ち現れてきて面白い。あとはやっぱり掲載されてる写真や絵画を見て「ここに行った!」とか「この実物を見た!」となるのが嬉しい。

・パンを食べたい欲が消えた。パリのパン、本当にどれを食べてもおいしかったな〜。基本的にお昼はパン屋でサンドイッチ(バゲットにハムと野菜とか挟んであるやつ)と甘いパンかお菓子を食べていた。スイーツはピスタチオシュークリーム、どら焼きくらいの大きさの巨大チョコマカロン、エクレアがおいしかった。アンジェリーナのモンブランは甘すぎると思っていたのだが、今回はあまりに疲れていたのかちょうどよかった。あとブリオッシュも食べた!一度本場で食べてみたかったので満足。

・とにかくたくさん本を読んでいる。美術史多め。

バロック美術 西洋文化の爛熟 -宮下規久朗 著|中公新書|中央公論新社
西洋文化の頂点、バロック様式。17世紀を中心に花開いたバロックの建築・彫刻・絵画は、ルネサンス期の端正で調和のとれた古典主義に対し、豪華絢爛で躍動感あふれる表現を特徴とする。本書は、カラヴァッジョ、ルーベンス、ベルニーニ、ベラスケス、レンブ…
図説 フランスの歴史 増補二版 :佐々木 真 | 河出書房新社
図説 フランスの歴史 増補二版 ケルト・ローマ帝国の時代から現代までを俯瞰する決定版! 激動のヨーロッパにあってビッグ4(仏、独、英、伊)の一翼として平和を維持できるのか。大統領選の結果も盛り込む。
白水Uブックス パリ史の裏通り
パリは街全体がフランス人の作った傑作である。長い歴史の影は、あの通りを流れ、この広場に淀み、訪れる者を時の彼方へと運び去る。この15篇から成る新形式の歴史エッセイは、その昔に営まれた生活の明と暗、人々の生と死を、肌ざわりと共に伝えて余すとこ…
いちばん親切な 西洋美術史/池上英洋 著川口清香 著/荒井咲紀 著 | 新星出版社
世界一親切な美術館!こんなに美しく楽しい「西洋美術史」の本は初めてです 本書は西洋美術入門者の方にもわかるよう、絵画やそれにまつわる写真などを大きく、ふんだんに掲載。難しい用語にはルビを付け、丁寧に解説しています。
スッと頭に入るモネの世界
印象派を代表する画家、クロード・モネ。その柔らかな光と色彩の魔法は、今なお世界中の人々を魅了し続けています。 本書は、モネの波乱に満ちた生涯と人間的な魅力に迫りながら、代表作46点をわかりやすく解説。ジヴェルニーの睡蓮や印象・日の出、ルーア...
フランスふらふら一人旅 – 株式会社 大和書房 生活実用書を中心に発行。
フランスふらふら一人旅詳細をご覧いただけます。

そもそも私がパリで1ヶ月過ごしたーいと思い始めたのはにしうらさんの本がきっかけなので、感慨深く再読した。美術史はもっと専門的なものも読んでいきたい。

・フランス語のレッスンを再開した。パリにいる間も受講する気だったのだがなかなかスケジュールが合わず。せっかくなのでパリ滞在記念として何か試験を受けたいが、希望してるレベルにはまだ及ばない…。でもおそらく今が人生で一番フランス語モチベが高いのでこのまま頑張りたい!

こんな感じだろうか。速かったような長かったような気もする。

日本すごい的な賞賛をしたいわけではないのだが、日本食がおいしい&どこにいっても清潔で安心する。私は集団行動が苦手で(これは昔、集団行動!連帯責任!みたいなコミュニティにどっぷり浸かっていたせいで反動的に無理になりました)空気を読むとかもなんだかな〜と思ってしまうタイプで、日本の雰囲気はあまりあっていないのではないかと思って生きてきたのだが、フランスで1ヶ月過ごして、思った以上に実は日本人の美徳とされるものを身につけているのだなと思った。日本で義務教育を受けている以上、そうならざるを得ないのかもしれない。

最近SNSでの排外主義があまりに熱を帯びているのではないかと思うのだが、日本人の排外主義って案外こういうところにあるのではないかと考える旅でもあった。例えば日本では列は並ぶのが当たり前だし、基本的には公共交通機関でも静かにするのがマナーだが、あちらはそうではない。電車で別々の席に座って大声で話していたり(その距離をもってしても話したいことって何⁉︎とびっくりした)、ボイスチャットを送っていたり電話をしていたり。まさに「自由とは他者を害しないすべてを為し得るということである」といった感じで、基本的にやりたいことはやる。もしそれで迷惑なら注意されるだろう。注意されてから考えれば良い。みたいな懐の大きさを感じた。そして実際注意する人もいる。とにかくPardonというし、Pardonと言われる。日本みたいに「これをやったら迷惑になるからやめておこう」という雰囲気をあまり感じない。もちろんそれは私が外国人であってフランスの文化を知らない、馴染めていないから感じ取れていないだけという可能性も大いにあるし、主語デカすぎ、しかもたかだか1ヶ月ではあるのでなんとなくの感想ではあるが。

かといって、世界的にみて日本人のマナーが絶対的に良しとされているわけでもない。最近SNSでも話題に上がっていた挨拶問題。お店に入ったらBonjourと話しかけるのがフランスではマナーで、これをしないと人間扱いされないというものだ。私もできるだけBonjourというようにはしていたのだが、ヨーロッパの方らしき人でも挨拶をしていない人もいたし、挨拶をしても無視されるとかもあった。挨拶をしたからといって確実に良い接客をされるわけではないけれど、まあ挨拶をした方が良いとは思う。あとは店員を呼びつけない。

それから私が今回初めて知ったのが、トイレに誰か入っているか確認するときにはドアノブを回すのがマナーだということ。知らずにノックしていたのだが、これはあちらでは「早くして!」と急かしている意味になるとか。一度ノックをしたらすごい顔をされたのでもしかしてマナー違反?と思ったのだが当たっていた…。しかし知らなかったころはいきなりドアノブを回されるのにびっくりしていてひぃ〜😭なんでいきなり開けようとするの😭😭となっていた。所変わればマナーも変わり、とにかく現地の人へのリスペクトを第一に色々調べたり教えてもらったりするほかない。

さて、ではこれからやりたいことを。

・写真の整理。美術館博物館で撮ったものが山程あり容量を圧迫している。忘れないうちに復習もしたいので写真をみながらいろいろまとめたい。

・マルタンの本を読む!原著買ってくれば良かった。

なかなか時間を見つけるのが難しい日々ではあるが、記憶の新しいうちに進めていきたい。

タイトルとURLをコピーしました