ロベスピエールって現代に生きていたら丁寧な暮らしをしてそうじゃないですか?もし現代に生きてたらきっとこんな生活ぶりをしているだろう(していてほしい)……と妄想してみました。
今回は限界オタクの妄想垂れ流し記事です。付き合ってくれるという奇特な方、ご理解のいただける方のみどうぞ。
前提
ロベスピエールは、質素でワーカホリックな暮らしぶりをしていたことで知られています。果物とコーヒーを好み、自然と動物を愛していたようです。
この事実を知った私は、こんなん現代に生きてたら絶対に丁寧な暮らししてるじゃん……しかも菜食主義者で環境運動もしてそう、めっちゃ意識高そう!という阿呆さ全開の感想を抱きました。もしロベピ が今を生きていたらどんな暮らしをしているんだろうか……私の妄想はむくむくと膨らんでいきました。ということで、今回私の妄想を昇華させるためにこのような記事を作成しました!ロベピオタクの同志たちに届け。
ロベスピエールの一日
設定
*アラスではなく、パリで弁護士をしているという設定。
*デュプレ氏が経営する賃貸物件に住んでいる。犬とカナリアを飼っている。
最近の悩み事:部下のサン=ジュストは頭が切れて行動力もあり気に入っているのだが、彼が引越しをするたびに自分の家にどんどん近づいてくるのでメリーさんみたい(「もしもし、私メリーさん」のアレです)でちょっと怖いと思っている。
スケジュール
6時:光時計で起床。軽くストレッチをしたのち、カーテンをあける。窓も開けて新鮮な空気を吸い込む。観葉植物に水をやる。
6時10分:洗顔。特にスキンケアはしっかりと。保湿大事。その後、ヨガと瞑想。
6時30分:丁寧に髪を整える。身嗜みは大事。部下のサン=ジュストの影響もあり、本当はメイクにも少し興味があるが、勇気が出せずコスメカウンターに行けずにいる。ちなみにコンタクトにも挑戦してみたいと思っているが、目に入れるのがどうしても怖いのでまだ眼鏡のまま。サン=ジュストに「コンタクトいれるのが怖いんですか?」とからかわれると、「目に異物をいれるなど、人間の本能に反している」と赤くなって抗議する。
7時:丁寧に整理された戸棚から今日の気分に合わせた豆を選定し、コーヒーミルで丁寧にひいてゆっくりコーヒーを煎れる。ちなみにこのコーヒー豆はフェアトレードとかで買ってる。至福のひととき。
7時15分:コーヒーを飲みながら新聞を読む。本当は芸能関係のゴシップも興味があるが(史実のロベピは学生時代には貴族のゴシップ記事をこっそり読んでいたらしい)、政治経済の欄を重点的に読む。巷に渦巻く不平等に憤慨する。
8時15分:通勤。晴れた日には自転車、雨の日には徒歩で。もちろん環境保護のためです。
8時30分: 勤務開始。
勤務中はミネラルウォーターを飲む。ちなみに目標は1日3リットルだよ。田中みな実がそう言ってたので、目盛りつきのボトルでせっせと水を飲んでいる(なぜフランスに住んでるロベピが田中みな実の美容法を知っているのかは謎)。本当はコーヒーを飲みたいが、飲み過ぎは健康に良くないと聞いたので1日3杯までにとどめる。頭が疲れたときにはオレンジジュースを飲んで糖分を摂取する(ロベピは大のオレンジ好き)。
12時30分:昼食。部下のサン=ジュストと一緒に食べる。時間に余裕があればカフェのテラスでヴィーガンメニューを食べるが、基本的にはいつも事務所で書類を読みながらサラダを食べている。サン=ジュストはいつもがっつりと肉を食べているので、「若いなあ……」と思っている。おやつにはオレンジ。「オレンジしか勝たん」などと独り言をこっそり言ってみる。
17時30分:仕事は終わっていないが、愛犬の散歩をしなくてはいけないのでとりあえず帰宅。セーヌ川沿いをひたすら歩く。多分、めちゃくちゃ怖い顔をして一心不乱に散歩してる。
19時:夕食。デュプレ家に招かれることが多い。ご飯を食べているときも仕事について考えているので、スープをこぼしたり、何もないところに向かってフォークをさしていたりする。デュプレ家の面々からはかなり心配されている。夕食後はデュプレ家で会話を楽しむこともあるが、基本的には仕事優先。
21時:自宅で仕事。同業者で友人のダントンから「飲んでるんだがお前もこないか」という連絡が届く。デムーランが酔っ払って暴れている写真もついている。今から飲んでは明日の仕事に支障が出るので「悪いが今日はいけない。休日に埋め合わせする」と丁重にお断りする。ダントンとデムーランはしょっちゅう飲んで遊んでるけど、いったいいつ仕事してるんだろ?と考える。
22時30分:入浴。ロベピ宅には浴槽がないのでシャワーのみ。今度の休日はサウナに行こうと決意する。
23時:読書。所属している文芸サークルで発表予定の詩を書いてみる。なんだかしっくりこない。明日、部下のサン=ジュスト(彼も趣味で詩を書いていてたまに同人誌を出しているらしい。どんな詩を書いているのかについては頑なに教えてくれないが、きっとサン=ジュストのことだから自分には到底理解もできないような高尚な詩を書いているんだろうなァ……と考える)に意見をもらおうかと考える。
23時30分:翌日の服の準備をする。靴を磨き、ワイシャツにアイロンをかけ、スーツにブラシをかける。
24時:就寝。ラベンダーの香りのアロマを焚く。睡眠の質は大事だよ。
おわりに
今回は妄想マシマシで書いて見ましたが、我ながらキモいな。限界感がやばいです。
もしロベスピエールが現代に生きていたら、「アラサー弁護士の丁寧な暮らし」というvlogチャンネルを運営していてほしいです。私の妄想では、サン=ジュストが「新規顧客の開拓のためにイマドキの弁護士はSNSの一つや二つやるべき!」と言い出し、ロベピはしぶしぶ被写体になることを了承するも次第に乗り気になる(動画編集はサン=ジュスト担当)。ダントンはチャンネル登録してるし、デムーラン は多分動画をあげると真っ先にコメントしてくれる。私に画力があったら漫画にするのになあ……!
私はこんな丁寧な暮らしはできていません……。ロベスピエールを見習って規則正しく品行方正な暮らしを送っていきたいです、と今後の抱負を述べたところで今回は終わりにします。では。
参考文献
この記事に参考文献があるというのがなかなかにヤバいですが、一応史実に基づいて妄想してます。実際のロベピの生活が気になる方はぜひ↓
ピーター・マクフィー(2017)『ロベスピエール』(高橋暁生訳)東京:白水社.
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