フランス革命に関してこれまで読んだ本と積読を挙げます。フランス革命初心者向けの本から、学術的な著作まで網羅しています。『1789』の予習にもおすすめです。
- 初心者向け
- 中級者向け
- 上級者向け
- 積読
- フランス革命の肖像
- フランス革命 (刀水歴史全書 96)
- フランス革命小史
- フランス革命
- フランス革命200年
- パリのフランス革命
- 図説 フランス革命史
- 紀行フランス革命200年
- 女性たちのフランス革命
- フランス革命の政治文化
- 画家たちのフランス革命 王党派ヴィジェ=ルブランと革命派ダヴィッド
- 作家たちのフランス革命
- 〈フランス革命〉を生きる
- 東アジアから見たフランス革命
- 王のいる共和政 ジャコバン再考
- フランス革命についての省察
- 保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで
- フランス革命期の公教育論
- フランス革命とマルクスの思想形成
- ヴァンデ戦争 フランス革命を問い直す
- フランス革命の代償
- 政治の起源 人類以前からフランス革命まで
- フランス革命夜話
- ロベスピエールとドリヴィエ フランス革命の世界史的位置
- ロベスピエールとフランス革命
- フランス革命を生きた「テロリスト」 ルカルパンティエの生涯
- フランス革命 祭典の図像学
- ヴェルサイユの落日 物語フランス革命史1
- 美食家の誕生 グリモと〈食〉のフランス革命
- フランス革命の身体表象 ジェンダーからみた200年の遺産
- ロベスピエール/毛沢東 革命とテロル
- おわりに
初心者向け
物語フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで
フランス革命入門。「フランス革命って何?」というひとはまずこれを読みましょう。コンパクトに歴史を一望できます。
フランス革命 歴史における劇薬
「フランス革命はなぜ悲惨と偉大という2つの側面を持つのか?」という疑問からフランス革命を読み解く一冊。フランス革命入門にもおすすめです。冒頭からサン=ジュストが出てきてボルテージはマックスです。レ ・ミゼラブルとの比較も面白い。
『ベルサイユのばら』で読み解くフランス革命
タイトル通り、『ベルサイユのばら』を題材としてフランス革命を解説する一冊です。『ベルサイユのばら』自体が傑作ですから、この本ももちろん面白い。フランス革命初心者にもおすすめの一冊。
中級者向け
入門書でフランス革命の全貌を把握したら、次は主要な人物たちについてもっと理解を深めていきましょう!
フランス革命史
ミシュレの『フランス革命史』。エピソードが豊富ですらすらと読めます。ぜひ一読を。
マリー・アントワネット フランス革命と対決した王妃
安心・安定の安達先生です。宝塚作品では気高く描かれがちなアントワネットですが、彼女の生涯を知りたい方におすすめ。
フランス革命の志士たち 革命家とは何者か
「ロベスピエール、ダントンって誰?」って人はまずこの本を読もう。きっとこの本を読めば『1789』がもっと楽しくなるぞ〜。
死刑執行人サンソン 国王ルイ十六世の首を刎ねた男
坂本眞一の人気漫画『イノサン』はこの本を参考としています。死刑制度に反対でありながら、国王ルイ十六世の死刑も執行したサンソンの数奇な運命を描きます。
フランス革命の女たち<新版> 激動の時代を生きた11人の物語
『ベルサイユのばら』の著者池田理代子先生による一冊。フランス革命に関わった女性について知りたい方におすすめ。
絵で見るフランス革命 イメージの政治学
さら〜っと読んだだけなのですが、図像が豊富で面白かったです。
上級者向け
ある程度フランス革命の全貌を掴んだ上で挑戦したい本たち。学者たちの情熱の結晶です。
フランス革命史 自由か死か
ある程度フランス革命について知っているひと向け。「いったい、これは誰の革命なのだろうか?」というキャッチコピーからして魅力的です。自由・平等・博愛を謳いながら、数えきれないほどの人間を死に追いやった革命。その全貌を膨大な一次資料から読み解く、まさにファビュラスな一冊。
フランス革命
経済史的側面からもフランス革命を考察した一冊。だいぶ前に読んだので内容忘れてしまった……。再読したい。
フランス革命の文学
「文学」と一口にいっても、小説だけでなくジャーナリズムや演劇まで網羅しています。ロベピやダントンの演説に関する記述もあって面白かったです。
マリー・アントワネットは何を食べていたのか
確かこれが発売されてすぐに読んだ記憶。電車の中で読んだなあ。出てくる食事が全然知らない&想像のつかないものばかりでさすが王族は違うぜ……と思いました。
マリー・アントワネットの暗号 解読されたフェルセン伯爵との往復書簡
これも発売直後に読んだ記憶。フェルゼンが必死で隠そうとした書簡の内容が最新技術によって解読されているのが切ない。とはいえ、やっぱり二人の書簡は読みたいですよね……!プライバシー侵害してごめんなさい。
革命について
どうしてアメリカ独立革命は成功し、フランス革命は失敗したのか?その理由は、ロベスピエールが政治に「憐み」という概念を持ち込んだことに起因するという、斬新な主張の名著。
積読
フランス革命の肖像
『小説フランス革命』の佐藤賢一先生の著作。絶対面白いに決まってる。なのにまだ積読。
フランス革命 (刀水歴史全書 96)
これは中級者向けかな?革命前夜からナポレオン登場後までが詳細に描かれていて良さそう。
フランス革命小史
岩波文庫の一冊。評判も良さそう。
フランス革命
20世紀のフランス革命研究の第一人者アルベール・ソブールによる著作。とりあえず上巻のみリンクを貼っておく。
フランス革命200年
フランス革命を経済・思想の観点から分析するだけでなく、研究史自体も紹介する一冊。私はフランス革命がどのように研究されてきたのかに興味があるのでこれはかなり読みたい。
パリのフランス革命
「一地域社会であるとともに首都であるパリ」という独自の観点からフランス革命を考察した一冊。
図説 フランス革命史
イラストが豊富でわかりやすそう。副読書的な感じで手元に置いておきたい一冊です。
紀行フランス革命200年
みんな大好き(?)とんぼの本!若干古めですが入門としても良さそう。
女性たちのフランス革命
これは上級者向けでしょうか。『フランス革命の女たち<新版> 激動の時代を生きた11人の物語』を読んだ後に読むのが良さそう。この本は、名もなき女性民衆たちにスポットライトを当てているようです。
フランス革命の政治文化
これも上級者向けですね。「フランス革命の成果はレトリックやシンボルによる新たな政治文化の創出であった」という主張はかなり興味をそそられます。
画家たちのフランス革命 王党派ヴィジェ=ルブランと革命派ダヴィッド
マリー・アントワネットの肖像画家として著名な女性画家ヴィジェ=ルブランと、『ひかりふる路』でもおなじみ、革命に身を投じ「最高存在の式典」の演出も手掛けた画家ダヴィッドという2人の運命を描いた一冊。西洋絵画に興味のある方にもおすすめ。
作家たちのフランス革命
こちらは文学の観点からフランス革命を考察した一冊です。スタール夫人やシャトーブリアンといったフランス革命期の作家から、映画化もされたシャンタル・トマの『王妃に別れをつげて』といった現代の小説までを網羅しています。個人的にはロマン・ロランのフランス革命劇に関する論考が楽しみ。
〈フランス革命〉を生きる
革命前後の200年を生きる、多様なバックグラウンドを持つ9人の観点からフランス革命を描いた一冊。デムーランの章が読みたい。表紙もおしゃれ。
東アジアから見たフランス革命
えっえっサン=ジュストの章がある……!オタク歓喜。フランス革命から時間も場所も離れた21世紀の日本に生きているにもかかわらず、フランス革命に惹かれている私。きっとこんな人間は他にもたくさんいるのでしょう。日韓におけるフランス革命の受容史を描く一冊。
王のいる共和政 ジャコバン再考
名指しでジャコバン!共和制がなぜ王のいないものとなっていったのかを探る一冊。楽しみです。
フランス革命についての省察
実は積読。確か『よくわかるフランス近現代史 (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ)』という本のなかに、「フランス革命の功績の一つは反革命派を生んだことだ」(うろ覚え)という魅力的な一文があって、そこで紹介されていた気がする。保守主義の古典的名著ですね。読まねば。
保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで
パークの『フランス革命についての省察』と一緒に読みたい。
フランス革命期の公教育論
数学者、哲学家でもあり、革命に参加した政治家でもあるニコラ・ド・コンドルセ(1743-1794)の著作。1791年には公共教育委員会議長も務めましたが、恐怖政治に反対したため処刑されました。
フランス革命とマルクスの思想形成
フランス革命がマルクスの思想にどのような影響を与えたかを探る著作。なんて刺激的なの。
ヴァンデ戦争 フランス革命を問い直す
ヴァンデ地方の民衆たちは「カトリック王党軍」という反乱軍を組織して共和軍と内戦を行いました。革命政府はこれに対して無差別大量殺戮を行い、数十万の民衆が犠牲となりました。この戦争の内実を描いた渾身の一作です。
フランス革命の代償
タイトルがなんとも魅力的。『フランス革命 歴史における劇薬』読了後に読みたい一冊。解説は鹿島茂。それだけで読みたい……!
政治の起源 人類以前からフランス革命まで
『歴史の終わり』で自由民主主義の勝利を主張した学者による本。絶対面白いじゃん。楽しみ。
フランス革命夜話
ロベピ、ミラボー、シャルロット・コルデーなどの革命家の逸話を集めた一冊。
ロベスピエールとドリヴィエ フランス革命の世界史的位置
ドリヴィエって誰?状態なのですが、どうやら彼はエタムプ一揆を擁護した司祭のようです。まだまだ知らないことがたくさんあるな〜。
ロベスピエールとフランス革命
ネットで検索してもあまり詳細が出てこない。内容が気になる。
フランス革命を生きた「テロリスト」 ルカルパンティエの生涯
ジャコバン派の一員であったルカンパティエの生涯をたどる。
フランス革命 祭典の図像学
革命期に行われた祭典からフランス革命を探る。もちろん最高存在の式典についての記述もあるぞ。
ヴェルサイユの落日 物語フランス革命史1
歴史家・劇作家として知られるジョルジュ・ルノートルによる著作。まさに大作。とりあえず一巻のみリンクを貼っておく。
美食家の誕生 グリモと〈食〉のフランス革命
フランスといえばグルメの国で知られていますが、どのようにしてフランスは美食の国になったのか。フランス革命と美食の歴史を探る一冊。
フランス革命の身体表象 ジェンダーからみた200年の遺産
主にダヴィッドやドラクロワなどの絵画の分析らしい。面白そう。
ロベスピエール/毛沢東 革命とテロル
今をときめくパワフルな哲学者スラヴォイ・ジジェクによる一冊。タイトルからしてスリリング。
おわりに
以上、私が読んだことのある/積読本(学術編)でした。超長すぎる記事になってしまった。まだまだ世界には知らないことがたくさんあるな!?全部読破できるようにがんばる。随時更新予定。
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