今日は宝塚とは関係なく、私の大好きなアーティスト井上涼さんが手がける番組「びじゅチューン!」を紹介します。
びじゅチューン!とは
世界の著名な美術作品を、歌とアニメーションで紹介する番組。アーティストの井上涼が一人で作詞、作曲、演奏、アニメーション制作を手がけています。NHK Eテレにて、毎週水曜午後2時20分、木曜午後4時25分、金曜午後11時50分に放映中。
……ここでそっと画面を閉じようとした方!!待ってください!!騙されたと思って放送見てみて。絶対に後悔しないから。ハマること間違いなしです!
びじゅチューン!の何が好きなのか
私はもう5年くらいこの番組/井上さんのファンで、東京国立博物館で開かれたびじゅチューン!の展示も見に行ったほど。お子さまたちがたくさんいて、大人の私が全力で楽しむのは少々気が引けましたが、とても楽しかったです。井上さんは全国各地でライブを開かれているようなのでそちらもいつか行って見たいな〜。
さて、なぜ私がびじゅチューン!が好きなのかを少し分析してみました。
井上さんの奇想天外な発想力
井上涼、神か?って思うくらい、ユーモアに富んでいる&普通じゃ思いつかない発想。頭が柔らかいってこういうことなんだな〜と思います。具体例は後述するのでぜひ読んでください(そのあとはぜひ放送を見て!!)。
ゆるふわな雰囲気
肩の力を抜いた、ゆるふわな歌い方が最高です。どこか星野源っぽさがあるのですが、なんでだろう。コード進行とかが似ているのかな?
普遍性×独自性=!?
びじゅチューン!で扱われるのは古今東西の芸術作品。芸術とは普遍的な側面をもつものですが、一方である時代/場所に固有の創作物であることも確か。
井上涼さんは、そのような美術作品を現代日本に生きる私たちに身近なコンテクストに落とし込んで美術作品を紹介してくれます。学校や職場のあるある、日々なんとなく思っていることなど、共感できること間違いなし。普遍性の表現と受け止められがちな芸術作品を、固有の日常的なコンテクストと絡み合わせているところがびじゅチューン!の魅力の一つかと思います。
おすすめ作品
ここで私のおすすめ作品を5つ紹介します!全部好きすぎて選ぶのが難しかったですが、厳選した結果をお届けします。
潜入捜査 in ムーラン・ド・ラ・ギャレット
題材となった作品:ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」(オルセー美術館)
ムーラン・ド・ラ・ギャレットとは、モンマルトルに存在したダンスホールのことです。井上涼さんとDJみそしるとMCごはんちゃん扮する姉妹がライバル店ムーラン・ド・ラ・ギャレットに忍び込み、人気の秘密を探るが……というストーリー。
DJみそしるとMCごはんちゃんの声がかわいい。ゆるふわ度マックス。
光のきらきら加減も忠実に再現されていて好き。私もこの時代のムーラン・ド・ラ・ギャレットに行きたいよ〜〜。
写楽式洗顔
題材となった作品:東洲斎写楽「三代目大谷鬼治の奴江戸兵衛」(東京国立博物館所蔵)
最近一番ハマっている曲。歌詞が面白すぎる。今すぐ洗顔したくなること間違いなし。ていうかこの絵を見て「もしかしてメイクを落とす直前の仕草なのでは……?」と想像した井上涼さん面白すぎる。「素顔は隠す方針 その方がパフォーマンス……上がる でも肌には負担 そんなのわかってる」という歌詞があまりにもリアル。
写楽は謎の多い絵師で、その活動期間わずか10ヶ月。写楽とは誰か?という謎がこの曲にも織り込まれています。
1500年のオーディション
題材となった作品:アルブレヒト・デューラー「1500年の自画像」(アルテ・ピナコテーク(ミュンヘンにある国立美術館)所蔵)
「悩み多き三十路手前」という歌詞が好きすぎる。自画像とは何か?というエッセンスも凝縮されている名作。オチも秀逸。そうきたか!と思わされる作品です。私はメイクするときにこの曲をかけています。「I am chosen by my future!」と一緒に叫びながら。笑
鳥獣戯画ジム
題材となった作品:「鳥獣人物戯画」(高山寺)
この曲が嫌いなひとなんている〜〜?(反語) 一度聞いたらクセになる、そんな曲です。
私もうさぎになってこのジムに行ってみたい!!
「鳥獣人物戯画」って最近いろんなところで見る気がします。なんともいえない可愛らしさが我々を魅了するのでしょうか。
グッズもある。かわいい。
月曜日モンスター
題材となった作品:ジョルジュ・スーラ「グランドジャット島の日曜日の午後」(シカゴ・アート・インスティチュート)
サザエさんを見て「明日は月曜か……」と憂鬱な気分になった後に聞きたい一曲。平日と戦う元気をもらえます。私は日曜の夕方に聞いてます。「月曜をちいちゃく粒に砕いて過ごすの」、ありがたいアドバイス。こうすれば平日も怖くないですね!
おわりに
以上、私の大好きなびじゅチューン!作品をお届けしました〜〜!本記事ではとにかく井上涼さんが好き!という観点からびじゅチューン!の魅力をお届けしましたが、この番組のコンセプト通り、「世界にはこんな美術作品もあるんだ!」ということも知れるのがこの番組の魅力でもあります。ぜひ一度見てみてくださいね♪
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