本日は2023年3〜4月に礼真琴主演で行われる『Le Rouge et le Noir~赤と黒~』について予習しました。主におすすめの曲を紹介します。
『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』とは
宝塚で『赤と黒』といえば2020年に月組で上演された柴田 侑宏脚本、中村 暁演出のものが記憶に新しいですが、今回星組で上演されるのはフランスのロック・ミュージカル!
『1789 -バスティーユの恋人たち-』はいわずもがな、『ロックオペラ モーツァルト』も大好きな私。多分フランス語の響き×ロックという組み合わせがすごくツボなんだと思う。
そんなわけで『Le Rouge et le Noir, l’Opéra Rock』ってどんなミュージカルなんだろう……?と思い早速ネットで検索してみました。
公式で動画が出ているので、ぜひチェックしてみてください↓
何曲か適当に聴き始めて、どこかで聞き覚えのある曲だな……?と思って詳細をみてみたらプロデューサーがアルベール・コエーンでした。どうりで好きだと思った、、、!(というかよくみたら歌劇団の公式ホームページに「『1789』『ロックオペラ モーツァルト』などを手掛けたフランスのプロデューサー、アルベール・コーエンによる『ロックオペラ 赤と黒-Le Rouge et le Noir, l’Opéra Rock-』」って書いてあった)
しかもよくよく聞いてみたら、曲調が『1789』に似ているという以上の既視(聴?)感。そこで思い当たったのですが、数年前『ロックオペラ モーツァルト』にどハマりした頃にYoutubeでおすすめされて鬼のようにリピートしていたのだった!しかも今まですっかりそのことを忘れていたなんて恐ろしい……。
おすすめ曲
ここで突然私のおすすめ曲を紹介します。どれも素敵な曲なのですが、星組さんはどんな風に上演してくれるのかしら……!と期待が高まります。
Ecouter son coeur
まずはこちら。
英訳すると”listen to his heart”, 日本語だと「彼の心に耳を傾ける」とでもなりましょうか。狂言回し的立ち位置の登場人物、ジェロニモが歌うナンバーです。先日、ありちゃんがジェロニモを演じることが発表されましたね!
第一幕はこの曲から始まるらしい。モーツァルトのオペラ『ドン・ジョバンニ』(ヅカファン的には『ドン・ジュアン』?)を彷彿とさせる音楽です。これから一人の男の運命をめぐる話が始まるのだという高揚感とともに、どこか悲劇的な雰囲気が漂います。
こういう幕の開き方ってどこか『ロックオペラ モーツァルト』ぽっさもありますよね〜。
Ding Dong
“Ding Dong”は鐘がゴーンゴーンとなる様子を表す言葉。ジュリアンに対する苦しい胸のうちを打ち明ける、レナール夫人とエリザ(召使)のナンバーです。エリザもジュリアンに想いを寄せているんですよね。
擬音を効果的に使っているところがロクモの”Bim Bam Boum”に似てるし、女性2人のデュエットという点では”Six pieds sous terre”を彷彿とさせます。全然曲調は違うけど。
くらっち(有沙瞳)×ほのかちゃん(小桜ほのか)で聞きたいけど、さすがにそういうキャスティングはないかな〜?当方人事予想は苦手なので、キャストが発表されるのを楽しみに待っています。
Il aurait suffi
ジュリアン、レナール夫人、マチルドが歌う曲です。一番の目玉になりそうですね。
さっきレナール夫人とエリザのデュエットをくらっち×ほのかちゃんで聞きたいと言ったけれど、これもまこっちゃん×くらっち×ほのかちゃんで聞きたい!絶対眼福ならぬ耳福……(いや、眼福でもあるな笑)!
おわりに
なんとなくですが構成や曲調はロクモに雰囲気が似ている気がする。久々に心躍る音楽に出会ったので、しばらくはひたすら『赤と黒』をリピートし続けます。笑
ロックオペラと礼真琴の相性の良さはすでにモーツァルトで確認済み。正直、和訳がところどころ??となっていましたが(小声)、礼真琴の歌唱力はすさまじかった……。『バラのうえで眠りたい』とかめちゃくちゃ良かった。あと個人的にはこの公演で小桜ほのかちゃんの魅力にやられた……!「Bim Bam Boum」の囁くような歌い方が傑作。さらに今回はくらっちにありちゃん、期待の新人(といっても105期)詩ちづるちゃんも出演されます。どんな化学変化を起こすのでしょうか?
それから、谷先生の演出がどんな感じになるのかが楽しみですね。SFっぽくなっちゃうのかな……?
続報を楽しみに待ちたいと思います!
関連作品
フランス版のCD。予習に最適!
Le rouge et le noir (L’opéra rock)
2020年月組の『赤と黒』。たまきちのジュリアンも、さくさくのレナール夫人も、じゅりちゃんのマチルドも最高だった。
原作小説、光文社古典新訳文庫。野崎歓先生の翻訳で、めちゃくちゃ賛否両論あったやつですよね。
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新潮文庫は表紙がおしゃれ。
ミュージカルに関する論考集。ロクモの“Six pieds sous terre”に関する論考が含まれている!読みたい。
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